やさしい あくま

あのひとは悪魔 私をとりこにする やさしい悪魔

ドリアイ『なにわの日』配信は白昼夢でも集団幻覚でもなかった

一週間以上経っているのにふわふわと余韻が抜けず、まるでリアル現場の後のようです。
夢なのか…?と頬をつねりたくなるけど、公式からダイジェスト映像が届いたのでどうやら現実らしい。

【なにわの日スペシャルダイジェスト】そして、舞台は大阪松竹座へ…「Johnny's DREAM IsLAND 2020→2025 〜⼤好きなこの街から〜」



ジャニーズフェスのようなイベントへ夢を抱いたことはたしかにあったし*1、3月の『Johnny's World Happy LIVE with YOU』でのなにわ男子→ジャニーズWEST関ジャニ∞の関西縛りですら大興奮だったんです。

「Johnny's World Happy LIVE with YOU」 2020.3.29(日)20時~配信 【関ジャニ∞ / ジャニーズWEST / なにわ男子】


でも、今回は上はエイトから下はちびっこ関ジュまでが一堂に会する!しかも野外!実質"西フェス"!
わくわくした気持ちが配信終了まで続いて、余韻も抜けない楽しいイベントになって、私にとっては観た甲斐のある配信でした 。



この配信で印象的だったシーン、

水も滴る『罪と夏』『バンバンッ!!』

序盤の『罪と夏』でウォーターキャノン噴水の水全部被ったときの出演者のリアクションが…!ステージ上には水は来ない想定だったのが、風向きのせいでゲリラ豪雨並みにビッシャビシャになっていたので「セットした髪がー!」「ファンデーション全部落ちた…」というメンバーからの嘆きもあり、そこはあらら御愁傷様……なのですが、あれで緊張がほどけた感というか、外見を取り繕えない*2ことによって内面の美しさが存分に発揮されていたとも思うし、これぞやり直しのきかない一度きりの祭り!!で大変よかったです。
また、アンコールで水鉄砲片手にグループの垣根を越えてワチャワチャする『バンバンッ!!』も、男子校の体育祭の後夜祭的な??ひと夏の男の子達の思い出をこっそり覗き見したような??そんな興奮と幸福があって仏のような笑顔で画面を見ていたのですが、画面の向こうの村上信五さんもはしゃぐ後輩たちにニコニコしてるじゃあないの…。
「その顔する気持ち、分かるよ………」って勝手に共感抱いてしまいました。あの光景は夏が来るたびに思い出したい。


ドリアイオレンジの『エネルギー』

私は関ジャニ∞を割と長めにゆるっと見守っているジャニオタなのですが『エネルギー』を初めて聴いた2007年(13年前!?)、歌い出しの丸ちゃんの声質や本人の持つ雰囲気が楽曲にピッタリで、関ジャニ∞の曲なのに丸ちゃんの曲!ってイメージが未だにずーっとあります。
だから、ドリアイオレンジのターン、丸ちゃんのかわいらしい声で「♪恋しいと愛しいを描いた君のグラフィティ」と聴こえた瞬間、懐かしさも込み上げて╲勝訴ー!╱って万歳した!
桐山くん大西くん福本くんも、パブリックイメージはニコニコ接しやすい太陽系キャラだと思うので、ドリアイオレンジのみんなにお似合いでかわいくて!
ただ、他グループのファンにまで知られていたり幾度となくカバーされていたり、って印象は特にないんだけど…??そんなに有名な曲なのですか…??となったので、これは丸山担の情念が勝ち取った選曲なのだと思っています。そこんとこDONAI?
メンカラメドレー、どこかのグループがおふざけに走ることを危惧していたけど、結果どのメンカラも好きなアイドルの形で概ねよかったです。


御本人登場の『Can't stop』

2020年1月関ジュ京セラコンで、一番イイトコで西村拓哉くんをセンターにLilかんさいが先輩を割って出てきた瞬間「まるで王位継承…!」と胸が高鳴り滾ったわけですが、今回は楽曲の作詞を手掛けた大倉くんと作曲を手掛けた安田くんがそのパートで奥から登場し、さらに真ん中にニシタクちゃんを呼び込むという…思い出しただけで胸熱展開…。
関西ジャニーズって集合体は縦の繋がりがどうしても色濃い印象なので*3、先輩Jrだけでなくデビュー組もまるごと後輩を押し上げているように見えるし、そう魅せるのも上手いんだろうと思います。
神山くんが作詞作曲振付した『Game of Love』をWESTと関ジュで披露するのも、すごく豪華で興奮したなー。神ちゃん多才で素晴らしい。


ジャニーズWESTと歌う『ダイヤモンドスマイル』

デビュー組はシャッフルメドレーが番組やカウコンの企画であったりもするけど、往々にして選曲はわりかし知名度のあるシングル曲ですよね。
なので、アルバム曲を歌うだけで「おいおいこんなにコアで楽しい時間が続いていいのかよ…!!!」と興奮したのに、まさかデビュー済のWESTが、Jrであるなにわちゃんの名曲『ダイヤモンドスマイル』を歌うなんて…こんなレアケースは二度とないと言っても過言ではないのでは…?
というかまず先輩が後輩の歌とダンスを覚えるって、相当懐が深いなぁと思うんです。単純に先輩であればあるほど持ち歌も多いから、自分達の曲を披露すれば新しく覚える作業時間も短縮されるわけですもんね。それを、わざわざ時間を割いて後輩の曲を覚え…むしろ良い曲だよねと気に入ってくれて…優しいね…。
各個人の入所歴や年齢も加味すると大先輩とは言えないのかもしれませんが、お互いのグループに敬意というかリスペクトの気持ちを持って真摯にコラボした結果なんだろうな、と純粋に感動しました。
同じ理由でWESTの『YSSB』を歌い踊る関ジャニ∞も素敵なコラボだった!エイトの曲調であまり聴くことがない楽曲だということもあり、大変新鮮でした!





今回の参加メンバーはおそらく全員、新型コロナウイルスの影響で現場が延期や中止になっているんですよね。だから、そういった悔しい気持ちも分かち合い、騒いで昇華し、続くドリアイ各グループ回に繋げて、と本人達のモチベーション維持にもなったかなぁ、なってるといいなぁ、と願います。
そもそも全員何かしらの現場があるくらい人材が豊富なのも素晴らしいことで、この状況って、三馬鹿が耕し育てた結果だと私は思うんです。
もちろん、私の愛してやまないKinKi Kidsや、城島リーダーやV6岡田くんも含め、関西出身ジャニーズの基盤はそこで作られたとは思うんだけど、そこから次に繋がるように「西から出稼ぎに来ました!!」*4って東京で踏ん張ったり関西でお仕事をもらって発信していったり関西ブランドを開拓していったのは、三馬鹿からかなぁと。


「東京に来ないと仕事がない!」なんて表向きブー垂れながら頑張ってた三馬鹿、関ジャニ∞を思うと、今ではすっかり府と癒着するなんて立派になったねぇ(言い方笑)
アイドルと政治って組み合わせは、ん~~~慎重に考えたいな~~~と全力で濁しますけど、一個人としては、むしろ利用してもっともっとデカい勢力にしてやろうぜ!!と軽率に思ってしまうところもあり。

今では関西でしか出来ないお仕事もたくさんありますし、東の地から、関西ジャニーズの益々のご発展を祈念しております!

*1:ただ倍率…倍率が…。

*2:取り繕えなくても充分格好いいですし。おすし。

*3:単純に東京ジャニーズは繋がりの縦ラインが多いんだろうなぁとも思う。

*4:とMステで連呼していたのは1998年だったかな?