やさしい あくま

あのひとは悪魔 私をとりこにする やさしい悪魔

【祝21周年】そういえばKinKi Kids CONCERT 20.2.21 -Everything happens for a reason- の感想を残していなかった

KinKi Kids様、CDデビュー21周年おめでとうございます!



2018年01月15日に途中まで綴り志半ばで放置していた『KinKi Kids CONCERT 20.2.21 -Everything happens for a reason-』感想を、この機会に更新させていただきます(笑)
7月25日にDVD・Blu-rayが発売になりますのでなにとぞー!!

KinKi Kids CONCERT 20.2.21 -Everything happens for a reason- (Blu-ray通常盤)

KinKi Kids CONCERT 20.2.21 -Everything happens for a reason- (Blu-ray通常盤)

KinKi Kids CONCERT 20.2.21 -Everything happens for a reason- (DVD通常盤)

KinKi Kids CONCERT 20.2.21 -Everything happens for a reason- (DVD通常盤)





ftr並ぶ姿を魅せてくれたKinKi Kidsのお二人、そして全面バックアップしてくれたふぉ~ゆ~、ダンサー、バンド、オーケストラ、スタッフの皆々様に感謝申し上げます。


と、毎回オーラスにはアイドル当人だけでなく演者さんスタッフさんにも感謝の気持ちを持っているつもりではありますが、今まで以上に思いを込めて。



突難発症、その頃はまさかここまで長引く病だと露知らず、症状を調べるほど、体験ツイートを見かけるほどに「え、これ年末…いけるのか…?」と打ちのめされたものです。*1
『うちわ・ペンライトの持ち込み不可』のお知らせが来たときは夏と同じく参加出来ませんの連絡かと思って肝が冷えましたけどね。



うちわもペンライトも無く、結果終始全席着席となった“ジャニーズらしからぬ”コンサート、不満な方はいたのかしら。
もちろんいろんな考えがあるので不満な方も居て良いんだけど、私は、二人が並ぶ姿を見せてくれたこと、“挑戦”する場に立ち会えたこと、心から嬉しく思いました。
あと、普段からKinKiが好きな人は踊らないことやうちわを持てないことで不満を抱く人が限りなく少なそうな気もしてね(笑)。


オーケストラコンサート、一言で表すなら、最高でした。
あまりの重厚さ壮大さに、CD音源では物足りなくなる被害が多発している件(笑)。単調なコンサートだったら飽き性だし持たないかもな…なんて思いましたけど、杞憂でした。3時間早い早い!!
これまで大事に歌ってきた『硝子の少年』『僕の背中には羽根がある』『Anniversary』などの提供曲はもちろん、洋楽テイストな『Time』もビッグバンド風味の『Secret code』も耳が楽しく、『愛のかたまり』『Topaz Love』『Family』といった自作曲もオーケストラの迫力に全然負けてないんだなこれが!!!*2
最高級の音楽に包まれながら二人のことを思うとさ、楽曲の好みとはまた違ったセンサーが反応して、日によって涙腺刺激ポイントが異なるのもすごく面白かったです。


光一さん

パンフレットでの発言
「今回のオケコンはイレギュラー」
「みんなは例年通りの派手なコンサートを求めてるはず」
これはKinKiブランドへのプライドであり、また、あと一年でもっと良くなるよ、なってほしいよ、と願う言霊のようでもある。
今の状況が(やっぱりKinKi曲は剛と歌ってこそだな、と)一番嬉しいのも、(病気せず二人で制限なく歌えたら…、と)一番悔しいのも光一さんなのではないかと思わずにいられないのです。
“例年”の単独コンサートをオーケストラ仕様にするのは“挑戦”だと思いますが、それを乗り越えたからか、もしくは次の魅せ方を既に考えていたのか、オーラスの最後に歌われた『薄荷キャンディー』の気迫が凄くって…。
美しいお顔って、怖いじゃないですか。その美しいお顔に何か覚悟のようなものが加わると、まぁ~見とれて動けなくなるんだなと痛感したものです。


そして相変わらず客を見てはいないと言うんだけど(笑)よーく見てるよーく感じてる。
初日のMC、たしかにそれまで固唾を飲んで見守っていた我々ファンに「見てんじゃねぇよwww」とバシッと一言くれたのは和んだ~。むしろ見ないでよ!こっちの台詞だよ!(笑)*3
光一さんがたくさんおどけるとき、つよしさんと心の距離が近いとき*4や、つよしさんを笑顔にしたいときだって、相場は決まってるんだもん。私相場理解してるもん(違)。『またごむ』のくだり、すっごく微笑ましかったよ。


光一さんソロ。
『暁』の壮大さの裏にはオーケストラで映える、だけでなく、アンプを使わない=つよしさん避難タイムかな。本人から言及あったかしら…?言われなきゃ気付かない、けど私が気付く必要ない優しさで、光一さんらしい。ちなみに4公演全て「つよしくん避難してー!」って強制力の高い“こうちゃんストップ”でしたね!愛!!
続く『SHOCK!』は爆音特効で光一さんソロの世界。言われてなるほど、2015年熱中症の雪辱を晴らしたのでしょうね。
※後に元日痴話喧嘩に繋がる引き金に…(笑)


つよしさん

難しい立場だったと思います。
例年通りの派手なコンサートが出来ないのは端的に言えば自分のせい、悲観的になれば過剰に心配されおどけてみせれば病状が伝わらず、悪意のこもった“仮病”なんて言葉も見かけた記憶、ありますよ。
誰とも分け合えない“孤独”は唯一無二の相方でさえもわからないわけで、まぁそもそも負の感情を分け合いたいと思ってないでしょうけど。まさに「自分で背負うの 手伝いは要らない」ですかね。
ご本人の性格も含め、ただただひたすらに事実を、本音を、伝えるしかないと考えたんだと思います。
「正直、無理して立ってます。でも、無理してでも立ちたい場所がここだから」
昔、人前に出たくなかった人がこう言ってくれただけで、僕は私は俺は…。


初日『愛されるより愛したい』で見せた険しい表情は忘れられません。音を捉えるのに必死で、余裕のまったくない表情でした。後に知ることとなるんですけど、初日は特に塩梅が掴めず、激しい耳鳴りに襲われていたと。
大阪カウコンでは
「東京よりはだいぶ落ち着いてる」
「薬も飲んでるけど、みんなの歌声を聴いたり対話したり、それが治療になってる」
なんて話してくれてさー大変なのはご自身なのに優しい人なんだよー。


つよしさんソロ。
『PINK』久々に聴いたし、まさか歌を制限されると踊りが出てくるだなんて夢にも…。
初日はこちらが勝手にいろいろと相当身構えていたので、音に身を委ねてたゆたうつよしさんがそのまま裏に引っ込んだので「ん!?!?独特だね!?」と思いました(笑)。光一さんのダンスとはまた違う“音楽の可視化”は、コンテンポラリーダンスに近いような印象でした。振り付けはあるんだろうけど、まるで魂で踊っているような?音楽に操られているような?そういう表現センスに長けてるんだろうなぁ。
下手に移動しながらの上目遣い、あれは反則的可愛さに全俺が泣いたってやつだ。ああいうの好きだって!言ってるじゃん!バカバカ!とか呟きながら双眼鏡でモニターロックオンするのが楽しくてね♡(笑)
続く『これだけの日を跨いできたのだから』は初期エンドリの象徴、だと思っていて。エンドリ後期(エンドリックス以降とかとか)はあまり知らないから、もしかしたらソロの象徴でもあるのかな。
TANK以来の“これまた”は、言葉のチカラがあまりにも、あまりにも強くて身動きがとれないほどでした。
「悲惨な出来事なんて あるのが当たり前じゃない」
改めて見ても自らの人生の伏線を回収するようなとんでもない歌詞だ…。
12/31のカウコンはスモークのなかひざまづき、1/1元日は襟を立てて自分を包み込むように歌唱されていて、そんな自己演出も丸ごと完璧な“堂本剛”で恐れ入ったものでした。



*****



過去綴った文章を読み返して思い出した、元日痴話喧嘩の個人的見解を残そうと思って頓挫したんだ~~~(爆笑)


発売される円盤にはそのくだりが入っているか定かではありませんが、わかりやすい仲良しこよしの大団円では終わらないところがKinKiらしいというかなんというか。私はこれを「大河ドラマ並に長い月9」と呼ぶのですが(笑)ハッピーエンドを迎えるまで永遠に目が離せないKinKi Kidsと、これからも生きていけたらいいなと思っています。


ftrのハーモニーに心震えて尊さに打ちひしがれる日々がいつまでも続きますように。
21周年おめでとう&ありがとう♡♡

*1:partyも最悪のシナリオを想定していたので、終始中継を繋いでもらえただけで圧倒的感謝だった…。

*2:とつよしさんが言って光一さんが「自分で言う?(笑)」と雪崩るまでがセット♡

*3:似たようなことが過去にもあって。V6のOMGオーラスで「みんな…一歩前出てる?なんか近いwww」と健ちゃんが。これは末っ子大河を控えて翌年のコンサートはないぞ、と腹を括ったヲタクの気合いが伝わったんでした(笑)。

*4:言い方難しいけど、やっぱりグループ活動ない時期は程々の距離保っちゃうのよね。